二人三脚のローカルページ 2017年7月
今月の話題 
 <先月に起こった私達の平常や、世情の短評を掲載しています。>
 7月号 
 
 

 樹の養成の為、早春に花芽を全て摘み取った筈の ”コリンス” に
花が咲き、実が成りました。見落とす程の小さき花芽からレギュラー
サイズの実が合計30粒ほど、もらわなくなって久しいボーナスを 天
から頂戴する気分です。
今年も残すところ半年、益々良き事が起こりそうな予感が・・・

皆さぁ~ん、お元気ですか? 御裾分けに ひと声 !

「良いこと よきこと 皆のところにも 飛んでいけ~」

<メモ>
 コリンス=北部ハイブッシュ系ブルーベリーの品種、私がブルーべり育成を始める
        切っ掛けになった樹。  (早生種で香り・食味とも良好)


 
 
 ある日のこと・・・
 
 
 
 「ふじゆう って?」 、突然 ”言葉” の意味の問い合わせ。

「えぼりゅ~しよん って?」 ・・・ 

「ふきんしん って?」・・・

ビデオを見入りながら保育園年長さんの孫が、歳不相応な質問を投げか
けてきます。

生まれいでた瞬間から、耳に入ってくる物音や会話と目に入ってくる情景
や出来事などの関連付けの蓄積により獲得されてきた幼児期の言語能
力から積極的言語学習への転機なのでしょうか?大人の”言葉”はマダ
マダ早いと思ってみても生まれた環境は情報化社会、デジタルネイティブ
世代の必然なのでしょう。
聞くを幸いに教えれば良いと思うものの、根っからの勉強嫌いゆえ私の
言語能力は幼児期・少年期を含め昭和中期の日常生活に伴なった自然
学習で獲得したもの、その為”言葉”の意味については少々あやふや、
もう半年待って小学校の先生に教えてもらえと言いたい所ですが、そこは
爺じぃの沽券に関わると ついつい いい加減な返答を・・・

「すまん、許せ 孫よ!」

それにしても言葉の意味をその時々の状況にあわせ正確に他人に伝える
ことの難しさも さることながら、言葉の意味を如何に いい加減に理解して
いるかを 痛感させられる出来事でありました。

と、また・・・

「いまじね~しょん って?」と・・・

傍らの智津子さんが見かねて 「想像」 と、助け舟をだしてくれました。

しばしの静寂。

「そうぞう って?」・・・

さてさて・・・

 ベランダ情報スペシャル ”私と園芸”
 
 
  レースのカーテン越しに葉のそよぎがみえます。

キイチゴの大きな葉っぱがそよそよとミドリのグラデーションを揺らせ、
隣では小さな葉を強張らせプル・プルと震えるオリーブが・・・
柔らかな光に包まれた情景を見遣る。
至福の一時、手には冷えた麦酒などがあれば、 尚 よし。

さて今回は、”私と園芸” に付いて話を膨らませたいと思います。

植物を通年に渡り育成する最初の取っ掛かりは、40年前のサツキ盆
栽との出会いでした。品評会に出かけ、園芸本を読み漁り、植木市に
出かけと、随分サツキ盆栽について研究したものです。盆栽というもの
は”筋のよい良樹”を長い年月を掛け創りだしていくもので、金(筋の良
い若木を手に入れる)と暇(日々の手入れ)が無ければ一流の樹に育
てることは適いません。勉強すればするほど目が肥えて安サラリーマン
が贖えるレベルの若木では欠点が目に付き、挙句の果てに盆栽育成
を断念することとなりました。
その後は、サンデー園芸愛好家として四季折々に園芸店に出かけては
旬の植物や目新しい植物を買い求め、育ては枯らしを繰り返すことに
なります。その様なサンデー園芸家からの転機は、定年退職後の再就
職先に”花屋”を選んだことで訪れました。
花屋時代の6年間で接したお客さんや多様な植物との出会いから筆述
できない程 多くの知見を得ることになります。「栽培環境に適応できる
植物しか栽培しない」という栽培スタイルを取りはじめたのもこの時の
経験が大きく作用しているのかもしれません。
現在ベランダで果樹を育てていますがその切っ掛けに成ったのが孫の
誕生(2011年春)でした。その年の秋に園芸店で偶々出合った売残りの
貧弱なイチゴの苗から生家の横に植わっていたイチジクの樹が想起さ
れ、熟れた果実を食べる幸せを孫にもと思い至り イチゴを育てて6年、
ランナー更新を重ね 間もなく7代目の育成に取り掛かかる処です。
孫に完熟で無農薬の果実を食べさせたいとのおもいが今ではイチゴに
ブルーベリー・ブラックベリー・ラズベリーと広がり始めています。

と、此処まで手前味噌的話を長々と記してきました事、お許しいただき
もう少しお付き合いをお願いします。

 
   
 園芸の楽しみとはなんでしょう?
種を蒔いて水を遣り、肥料を与え剪定し、花が咲き実が出来、「美しい・
美味しい」と喜ぶのが正道、すくすく・モリモリと育っていく植物をみる
ことは気持ちのよいものです。その為にも「栽培環境に適応できる植物
しか栽培しない」を実践することをお勧めしたいと思います。
例えば、温室が無ければ如何に丹精を込めても”胡蝶蘭”は、育っても
花を咲かすことは適いません、また千葉ではサクランボも育てることは
出来ても実の収穫は望めない、この様な事例は他の植物にもみられ、
それらの植物にとって成育環境の必須 条件である”休眠時温度・休眠
時間・開花時温度が私の住んでいる幕張地域では不適格だからです。
とは言え「適応できる植物しか育てない」となると園芸も面白くないの
ではと思われるでしようが、適応できるかどうかや 適応環境を人為的
に造りだせるかを調べ・考え・工夫し、適応種の幅を広げ開拓していく
創意心や、その過程で植物達の自生地に想いを馳せるなどの行為が、
育成実践とはまた異なる楽しみを与えてくれます。

今、私のベランダではアルカリ土壌の乾燥地を原産地とするオリーブ
が幼果を育て、酸性土壌で湿潤な寒冷地を原産地とするブルーベリー
が実の肥大と成熟を進めています。
 
  夜のベランダで、オリーブが古代オリエント フエニキアの油商人達の
冒険談を吟じ、ブルーベリーが北米大陸先住民の勇者の武勇伝を語る
いゃ~実に浪漫ではありませんか!

園芸、 なかなか好きものであります。
 
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